プレスリリース
2023年6月21日
CADネットワークサービス 意識調査「物流の安全管理担当者を対象とした意識調査 第一弾」を発表
物流拠点の事故・汚破損の原因は「安全の意識と知識不足」
VR技術を活用した物流人材向け安全教育サービス「物流安全 まなVR」を提供する、株式会社CADネットワークサービス(本社:東京 代表取締役社長:星野修一郎)は、物流の安全管理担当者1200名を対象に、事故・汚破損と、安全教育への意識調査を実施いたしました。本リリースは第一弾として発表いたします。
物流拠点で発生した事故・汚破損の実態
対象者の勤務先で直近1年間に発生した、事故・汚破損について3つ回答してもらったところ、下記の結果となりました。
● 落下・振動・荷崩れ(43.3%)
● フォークリフト突きあて・突き刺し(33.4%)
● フォークリフトによる建屋・シャッターなどの破損(19.6%)
物流で取り扱われる商品の汚破損が多く見受けられるが、建屋などの破損多いことがわかりました。
事故・汚破損の減少は物流コストの削減
事故・お破損が減少するメリットな何かを確認しました。
● 物流コストの削減(79.8%)
● 顧客満足、サービス品質の向上(80.3%)
● 倉庫作業員のモチベーション向上(74.7%)
物流の安全は当然大切なことでありますが、TOP3の項目は、企業のビジネスにも直結した課題が挙げられました。
企業にとって事故・汚破損で発生する経費は、利益から捻出しなくてはなりません。
また物流を外部委託している企業の場合、事故・汚破損が少ない会社を選択されることから、事故・汚破損の減少は、顧客満足、サービス品質の向上につながることが推察されます。
事故・汚破損が発生しやすいのは「人の手が必要な場所や状況」
先の設問で事故・汚破損が発生した場所や状況Top3は、いずれも40%以上と高い傾向がみうけられました。
● 倉庫内移動中 (58.2%)
● トラックから荷下ろし時(49.0%)
● トラックへ積み込み時(43.7%)
ロボットにより効率化が進む物流拠点でも、トラックから倉庫、管理棚など、人の手が必要な場所や状況で事故・汚破損は発生しやすいということが推察されます。
また、2024年物流人材問題でトラックドライバーの労働時間が制限されることにより、これまでトラックドライバーがトラックの荷物の積み下ろしを負担していた場合、その分が物流倉庫側の負担になることが予測されます。
原因は安全の意識と知識の不足と認識
事故・汚破損が発生する原因について、現在の認識をきいたところ、下記のような結果となりました。
● 安全に関する意識の低さ(47.8%)
● 安全の知識不足(39.7%)
● 倉庫作業スキルの低さ(36.9%)
特に、安全に関する意識の低さについて半数近くが認識し、安全の知識不足も約40%が認識していることから、この意識と知識のTOP2は重要な課題であることが示唆されます。
事故・汚破損を削減する効果的な対策とは?
担当者の意見として「事故・お破損を削減する効果的な対策は無い」という、ネガティブな質問を投げかけたところ、約70%が「そう思わない」と前向きな姿勢を示しました。
物流における安全管理担当者として、また企業のコスト改善、サービス品質向上と、倉庫で働く人のモチベーション向上を追求されていることを感じます。
安全の意識と知識の両方を提供する、体験学習「まなVR」
CADネットワークサービスの「まなVR」は、VRの技術を活用し、実際におきてはいけない物流の事故・汚破損をバーチャル体験する、新しい安全教育サービスです。
操作技術を競うゲームではなく、初心者も熟練者も同じ事故・汚破損を体験することで、「安全の意識」と、なぜ事故が起きる
のかという「安全の知識」の両方を体験の中で学んでいただくサービスです
(右図:積み込み中にトラックが動き始め転倒する事例)
意識と知識の両方をしっかり習得いただく「カリキュラム」
「まなVR」は、VR体験をしておしまいではありません。
例えば事故事例の場合、図のように体験の後、事故のメカニズムと正しい操作を学びます。
このカリキュラムのテストで合格した後、次のカリキュラムへ進むので受講者は、体験による意識向上と意識の向上の両方を習得することが可能です。
CADネットワークサービスの「物流安全 まなVR」に期待
本調査の対象者に「物流安全まなVR」のサービス内容についてコンセプト調査を行ったところ、各項目とも70%以上の方が「魅力的に思う」と回答いただきました。
「様々な事故を体験でき、未経験の事故リスクを防ぐ(44.6%, top2box)」と、「事故事例をVRで体験し、安全の知識と意識の療法を高められる(41.9%,top2box)」は、直近1年間で事故・汚破損が発生していない人(N=1200)を含めた結果からみても、期待をいただけるサービスです。
調査について
実施内容 | 期間:2023年5月26日(金)~5月29日(月) |
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スクリーニング調査 | 下記全ての条件を満たす20~69歳の正社員: (1)従業員数:5名以上 (2)業種:製造業、運送・輸送業、卸売・小売業 (3)職位:管理職以上 |
本調査 | 下記全ての条件を満たすスクリーニング調査回答者: (1)勤務先がフォークリフトを利用 (2)何らかの物流、倉庫業務に関わる (3)物流倉庫の安全管理や人材教育、外部委託に関わる |
有効回収数 | 1200件(業種内訳 製造業:600件、運送・輸送業:300件、卸売・小売業:300件) |
CADネットワークサービスの「物流安全 まなVR」について
・サービス名:物流安全 まなVR
・サービスURL:
https://www.cadnet.co.jp/lp/vr/202302/
・サービス概要:
1回10分の体験を週2回。安全教育をVRで「仕組み化」できる、新しい物流向け安全教育です。
安全の意識が日常業務のなかで薄れがちになることが、事故や汚破損のリスクとなります。まなVRは 1回10分を週2回程度、
継続的体験。受講者の習熟度を図り「仕組み化」できる安全教育です。
また、物流倉庫で働くすべての人にあわせた体験を提供し、全体の知識と意識の標準化を図ります。
・サービスプラン:
受講者の目的に合わせて下記3つのプランがございます。
事故・汚破損 経験者用プラン | 1名様 6ヶ月36,000円 (税込み39,600円) | ・フォークリフトが関わる物流事故や、商品の汚破損を起こしやすい方向けのプランです。 ・事故体験と、事故が発生するメカニズム、正しい作業を学びます。 ・様々な事故を体験で意識の低下を防ぐとともに、指差し呼称など基礎的な行動も意識づけます。 |
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物流 未経験者用プラン | 1名様6ヶ月 18,000円(税込み 19,800円) | ・新卒だけでなく、高齢者再雇用など含め、はじめて物流で働かれる方向けのプランです。 ・パレットの積み方や、フォークリフトの死角など安全の基本を中心に学びます。 ・物流で発生しやすい事故事例を体験し、事故に巻き込まれない知識と意識を学びます。 |
物流 熟練者用プラン | 1名様 6ヶ月 24,000円(税込み 26,400円) | ・長く物流拠点で働かれ、人を指導する立場の方向けのプランです。 ・何故、事故・汚破損を起こすのか?客観的に事故体験とメカニズムを体験し、教え方を学びます。 ・熟練者も未体験の事故・汚破損を体験することで、安全の知識と意識を底上げすることが可能です。 |
- 上記に別途、VRゴーグルの購入またはレンタル費用がかかります。
- VRゴーグルは受講者数や、受講拠点で数量を調節いたします。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社CADネットワークサービス マーケティング部 藤本稀一
Email: marketing@cadnet.co.jp 電話:03-6263-0746(代表)